投資体験ラボ

もりた つかさ

2026年2月10日

名古屋市立今池中学校にて投資体験ゲーム「日本の業種版」を開催しました。

今回は、名古屋市立今池中学校様にて投資体験ゲーム「日本の業種版」を開催しました。

通常、初めての開催では初級編にあたる「世界の国版」をおすすめしていますが、「これまで授業で学んだことを振り返る良い機会にしたい」とのご要望から、中級編となる「日本の業種版」にチャレンジしていただきました。

生徒の皆さんがどのような反応をするのか、私たちにとっても初めての試み。とても楽しみな開催となりました。

そして今回ナビゲーターを担当してくださったのは、株式会社en-cultureの筒井先生。企業や大学で日頃から研修・講義をされていることもあり、生徒の皆さんと密にコミュニケーションを取りながら、素晴らしい進行をしてくださいました♪

これぞ集団心理か…全チームが〇〇セクターに集中!

下のグラフをご覧ください。
今回はこれまでにないほど傾向がはっきりと表れました(笑)。

会場の空気感によるものなのか、プレイヤーたちの相場観によるものなのか、ここまで偏ったゲーム展開は初めてです。

また、分散傾向も特徴的でした。
業種版は比較的分散傾向が高くなるのですが、今回は終始一点集中投資のチームが2チーム。さらに序盤は分散傾向だったチームも、相場観が冴えてきたのか、勝負心に火がついたのか、次第に集中投資へと舵を切る展開に。

先生の背中を追い越していく生徒たち

そんな中、大人代表として的確な分散投資で中盤まで上位をキープし、生徒たちにその背中を示していた先生チーム「草むしり隊」でしたが、後半にまさかの失速。
最後は生徒たちに立ちふさがるように分散から集中投資で挑むもまさかのマイナスに…。

一方、生徒チームは軒並み資産を増やし、ついに先生の背中を追い抜いていくドラマチックな展開となりました。

先生、生徒の皆さんは立派に巣立っていきましたね(涙)

そして一位はチームK。
なんと歴代最高額を記録しての堂々の優勝!おめでとうございます♪

今回は部門賞も見事なほどバラバラな結果に。これもまた珍しい傾向でした。リスク意識部門においては、序盤にしっかりリスクを抑えながら高いリターンを獲得できていた先生チームがここでもしっかりノミネートされていました。そして投資家レベルにおいては、高いシャープレシオ(興味のある方は調べてみてください)を獲得した「みたらしだんご」チーム、お見事でした♪

自分たちらしい取り組みをしたからこそ気づけること

同じ情報を見ても、捉え方や考え方は人それぞれ。それが投資の面白いところでもあります。チームで話し合いながら考えを深めたり、新しい視点に気づいたり。みんなで競い合い、一喜一憂する時間そのものが学びになります。

もちろん、リアルな世界では、「危ないかな」と思ったことはなかなかチャレンジできないものの、ゲームという中だからこそ、あえてトライしてみて、実際に行動した結果から得る経験も大切なことだと考えています。

ゲーム中は「難しい!」という声も多く聞こえましたが、回を重ねるごとに、
「金利が〇〇だから為替は××になると思うので…」
といったように、経済用語を自然に使いこなしていく生徒の姿に思わずニヤニヤしてしまいました(笑)。

そんな生徒の皆さんからいただいたアンケートをいくつかご紹介します。

直感でやっても増えなかったので、しっかり社会の状況を理解して投資することが大事だと思った。

自己投資をすることが将来の資産になると感じた。これからは投資に関するトピックスに注目していきたい。

親に聞いてみたり、自分でも調べてみようと思いました。

自分には難しすぎて、現実にやってる人がいるのか!?と驚いた。

ゲームをしてみて、たくさん頭を使いながら先のことを考え続けている投資家は本当にすごいと思った。

投資は「難しい」「大人のもの」というイメージがあったが、意外と身近なものだと思った。

経済がどの位置にあるとどんな業種が注目されるのかという見方を知ることができた。今後はニュースを見ながら、どうなるか実験してみたい。

身近に考えるきっかけになり、将来の生き方に生かしていけるようにしたい。

友達と話しながら考えを深められて、楽しく投資について学べた。

色々な感想の数々、本当にありがとうございます♪

そして今回お声がけくださったキャリアナビゲーターの西島さん。
素敵な機会をいただき、誠にありがとうございました。

開催に向けてとても丁寧にご対応くださり、先生方にも参加を促していただいたことで、より一層盛り上がりのある催しになりました。

今回の時間が、生徒の皆さんにとって経済や社会を“自分ごと”として捉えるきっかけになっていたら、これ以上嬉しいことはありません。
そして少し先の未来で、
「あの体験が、ここにつながっていたんだ」
とふと思い出してもらえる日が来ることを、心から願っています。

©️一般社団法人CURIATION