投資体験ラボ

もりた つかさ

2026年7月6日

日本ダイバーシティ推進協会さまが運営を委託されている名古屋市南部ステップアップルーム(ミライデア)にて経済・投資体験ゲーム「世界の国版」を開催しました!

昨年に続き、今年も日本ダイバーシティ推進協会さまが運営を委託されている名古屋市南部ステップアップルーム(ミライデア)にて、経済・投資体験ゲーム「世界の国版」を開催させていただきました!

今回参加してくださったのは5名。投資経験者はゼロということで、「投資はこうするもの」という先入観のない、まっさらな価値観でどんな判断が生まれるのか、とても楽しみなスタートとなりました。

今回はチーム戦ではなく、一人ひとりが自分の判断だけで投資を行う個人戦。
同じニュースを見ても、何を感じ、どこに投資するかは人それぞれ。それを共有しながら育まれるコミュニケーションも醍醐味の一つです。

講師を務めてくださったのは、これまで様々な会場でナビゲーターとしてご活躍いただいている株式会社en-cultureの筒井先生
新システムにもあっという間に順応され、今回も参加者一人ひとりに寄り添ったナビゲートをしてくださいました。いつも素晴らしいファシリテーションを本当にありがとうございます♪

まずは、お金のタイプ診断から

例によって、恒例のお金のタイプ診断からスタート。
5名の参加者は、3タイプに分かれる結果となりました。

もっとも多かったのは、バランス重視の「THEバランサー」「やりくり上手」がそれぞれ2名ずつ。少人数ながら、全体としては慎重派が多い顔ぶれです。
この診断結果が、ゲーム中にも表れるかが見ものです!

ゲームスタート!同じニュースでも、全員違う。

個人戦の面白さは、同じニュースを見ても全員違う判断になることです。
「ここで勝負!」
「今は様子を見る」
「スタンスを変えない」
正解がないからこそ、その人らしさがそのまま投資スタイルとして表れていきます。おかげさまで様々な場所で開催してきましたが、毎回新しい気づきに出会えるのも、主催する側の楽しみでもあったりします(笑)

まずは資産額の推移をみてみましょう。
線が上下に交錯し、順位が何度も入れ替わり、中盤まで誰が勝つか分からない展開だったことがわかります。

大胆に攻めたAさん

今回もっとも印象的だった一人がAさん。
ゲーム中もニュースを読み込み、「なぜそうなるのか」を誰よりも深く考察しながら投資を続けていました。
その結果はまさにハイリスク・ハイリターン。大きく利益を伸ばす場面もあれば、大きく資産を減らす場面もあり、グラフは激しく上下します。

「やりくり上手」というタイプ診断からは少し意外なほど積極的な投資スタイルでしたが、その挑戦が終盤で大きく実を結び、最後は2位以下を大きく引き離して見事優勝となりました!おめでとうございます♪

ブレない強さを見せた、Bさん

対照的だったのが、Bさん。
株価が上下しても慌てることなく、現金と投資の割合を一定に保ちながら、ニュースに応じて少しずつ配分を調整。終始、自分のスタイルを崩しませんでした。

結果として部門賞を4つ受賞。さらに投資家レベル部門の「すでに投資家レベルで賞」にも選ばれるなど、堅実な投資のお手本ともいえる結果となりました。

自分と向き合ったCさん

そんな二人の間で、もっとも悩み続けていたのがCさん(笑)。
「攻めてみよう。」
「やっぱり守ろう。」
「いや、もう一度チャレンジしてみよう。」
ブラジル一国への熱い信頼を抱きつつ、他の参加者の考えを取り入れながら自分のスタイルを何度も見直していく姿がとても印象的でした。

結果は思うようにはいかず、「見事にハズレを大きく引いてしまったで賞」を受賞(笑)。それでも、今回のゲームで一番相場以上に自分自身と向き合っていたのは、間違いなくCさんだったと思います。

終盤に覚醒したDさん

そしてダークフォースともいうべきか、終盤に一気に存在感を放ったのがDさん。中盤まではバランスの良い投資を進めていましたが、終盤から一転。大胆な判断へと切り替え、最終ターンでは全参加者の中でもっとも高いリターンを獲得しました。

途中参加だったこともあり、「最初から参加していたらどんな投資家になっていたんだろう」と想像せずにはいられないプレイヤーでした♪

みんなでするから、学びになる。

経済・投資ゲームでは、毎ターン、自分の投資の配分理由を発表する「発表タイム」があります。

今回印象的だったのは、参加者の皆さんの発表が見事なまでに異なるスタイル・視点で面白く、それを受け止める周りの姿勢がとても温かかったことです。

自分の考えに自信を持って取り組む人。
他の人の投資スタイルを参考に、自分の戦略を見直す人。
あえて普段なら選ばない選択にチャレンジする人。

それぞれが違うスタイルでありながら、お互いから学び合っている姿がとても印象的でした。

個人戦なのに、一つのチームでゲームをしているような不思議な一体感。今回一番心に残ったのは、この空気感だったのかもしれません。毎回安直な表現になって恐縮ですが、「めっちゃいい」という表現以外に形容しえません(笑)

5名それぞれの一戦を、AIに振り返ってもらうと…

今回もAIに各プレイヤーの行動をまとめてもらいました!

  • Aさん(1位):序盤の失敗を後半成長に変える"やりくり上手の真骨頂"負け方を学べば敵なし!

  • Bさん(3位):貯金比率36%なのに平均さんとほぼ並ぶ結果を出す影の実力者。守りを固めてもちゃんと戦えることを証明した"堅実運用のお手本"

  • Dさん(4位):開始前後で別人レベルの変化を見せたダークフォース。最終ターンで一気に巻き上げた"大器晩成型バランサー"

  • Eさん(5位):最もブレ幅の少ないストレスフリーな堅実投資家。一時最下位まで沈みながらも、じっくり悩んで、じっくり盛り返した"粘り強いやりくり上手"

  • Cさん(6位):攻めは新興国、守りは貯金。攻守をはっきり分けながら我が道を行く"逆張りバランサー"。

どうも最近のAIは、行動+お金タイプ診断結果で表現する傾向のようです(笑)

最後に

投資ゲームというと、「どれだけお金を増やせたか」に目が向きがちです。もちろんそれもゲームの楽しさの一つではありますが、この体験で私たちが大切にしたいのは、答えのない世界で自分なりに考え、決断し、その理由を言葉にすること。そして、誰かの考えに触れながら、自分の価値観を少し広げてみることです。

今回の参加者の皆さんは、一人ひとりが自分の考えをしっかりと持ちながら、お互いの意見を尊重し、学び合う時間を自然とつくってくださいました。

また今回は、日本ダイバーシティ推進協会代表の久保さんも、参加者の皆さんのすぐ隣でゲームの様子に耳を傾け、ときにはコメントをいただきながら一緒に過ごしてくださったり、スタッフの方も一人のプレイヤーとしてゲームにご参加いただいたり、同じ空間の中で一緒に悩み、考え、笑い合う体験を共創してくれました。

普段は利用者さんを支える立場の方々がそれぞれの形で関わってくださったことも、今回のような多様性あふれる取り組みと温かい空気の創出につながった大きな理由だと思います。久保さん、スタッフの皆様、改めて感謝いたします♪

ゲームの価値は、ルールやシステムだけで決まるものではありません。そこに集まる人たちが、お互いの考えを尊重し、一緒に場をつくっていくことで、学びの深さは大きく変わります。

今回もまた、「みんなでするから、学びになる。」ということを改めて実感する時間となりました。

参加いただいた皆さま、そして今年もお声がけくださった日本ダイバーシティ推進協会さま、今年も素敵なご縁と学びを本当にありがとうございました♪

©️一般社団法人CURIATION