投資体験ラボ

もりた つかさ

2026年8月21日

NTPシステム株式会社様にて経済・投資体験ゲーム「世界の国版」を開催しました!

この日は名古屋トヨペットグループで自動車販売店のシステム構築、人材派遣、業務請負を行っているNTPシステム株式会社様にて、社内コミュニケーション&キャリア形成の一環として、経済・投資体験ゲーム「世界の国版」を開催しました。

今年の春、新入社員の方に向けて開催された経済・投資体験ゲームのご縁から、今回は社内または請負先に勤務される約250名の社員様に向けての開催。会場等のキャパも踏まえ3回に分けての開催となり、今回はその第一回目の開催となります。

ナビゲーターを務めてくださったのは、元々ご縁を繋いでくださった株式会社en-cultureの筒井先生。もうすっかりお馴染みの存在です♪今回は筒井先生も強い思いで臨んでくださり、情報の刷新等色々とご意見もいただきながら内容のブラッシュアップも行いました!

まずはお金の性格診断から

例によって、最初は恒例のお金のタイプ診断からスタート。

15チーム・81名の中で、コツコツタイプを除く8タイプが登場する結果に。もっとも多かったのは堅実派の「THEバランサー」で、ほとんどのチームに1〜3名は混ざるという浸透ぶり。一方で波乗り名人3名で固めた3グループや、やりくり上手・ドリーマーで固めたドリーマーチームのように、一部に偏りが出たチームも。

初対面のメンバーで構成されるチームでありながら、ネーミングの様子からすでに一体感が生まれているチームもあるのがわかりますね(笑)。

ゲームスタート!

というわけで、「世界の国版」スタート!

序盤は多くのチームが横並びで推移する中マ、ネーの錬金術師チームが大きくリードしたかと思えば中盤に失速。そのタイミングでグッと順位を上げたのはナナちゃんチーム!3ターン目に大きく他を引き離し1位に躍り出ると、後半やや差を縮められるもそのまま首位をキープ、結果的には終始他チームを圧倒する成績で優勝しました!おめでとうございます♪

多様な意思決定のプロセス

今回の開催で特に面白かったのは、それぞれのチームにおける意思決定の方法です。今回はご担当者様の計らいで、各チームのメンバーはほぼ初対面。お互いのことをまだよく知らない中で配分を決めなければいけないということで、どのようにそれぞれの考えを取りまとめて配分をするのか、そのプロセスにも注目が集まりました。

実際に各チームを巡ってみると、誰かが中心となってまとめ上げるチームもいれば、各投資先に配分したい金額をメンバー一人一人が意見を出し合ってから議論を深めるチームもいたり、多数決で優先順位を決めるチームや、みんなでひたすら悩み続けるチームも。

その辺りについては、私たちもあえて取り組み方を指示することはありません。それも含めてのチーム戦であり、今回の催しの趣旨としても重要な要素だからです。初対面であるからこそ、お互いの価値観をどのように一つの決断に落とし込むのか、そのプロセスそのものが実は大切な体験になっています。

考え方も違えば、捉え方もさまざま

配分の仕方が違えば、ニュース等ゲームで展開される情報の捉え方もさまざま。素直に受け止めながら調整するチームもいれば、逆張り的な見方で応戦するチームもいたり、制作側の意図を推しはかろうとするチームもいれば、その合間で翻弄されてどんどん深みにハマってしまうチームも(笑)
一度のゲームでこれだけ特徴の分かれる取り組みが見られたのも珍しく、シンキングタイムで各チームの様子を見るのがとっても楽しかったです。

同じルールと情報があた得られる中で、各チームがどのようにその情報を捉え、意見を交え、一つの配分にまとめ上げるか。上の円グラフは6ターンの合計から見た投資の傾向を表しています(上位10チームのみ)が、全体的にはどこか似た傾向や配分の比率を感じるところがあり、いずれもアメリカ人気だったのは興味深い傾向でした。

ゲームにおける機能も開催ごとに少しずつ成長

また今回から新たな機能として、全プレイヤーの配分の状況も、一覧で見える化しました。

これにより、発表時間の中でちょっと変わった取り組みをしているプレイヤーを見逃さずにスポットを当てることができるようになり、局面における各プレイヤー(チーム)の思惑も相対的に比較できるようになりました。これはとあるターンの1シーンですが、「ある特定の状況においてはアメリカに集中しがち」という傾向がモロに出ています(笑)こうして一覧で見ると一層その傾向を図ることができて面白いですね。

部門賞

順位だけでは見えてこない「光る投資(と気をつけたい投資)」を讃える部門賞。今回は1位・ナナちゃんチームが投資家レベル部門+スキル・運部門の2冠を獲得。9位・9グループと7位・パリーピーポーもそれぞれ2部門を受賞しました。

9位の9グループは「広く分散しながらバランスが良かったで賞」と「リスクを恐れず大胆な投資を行なったで賞」という一見矛盾する2部門を受賞。分散度が全体トップというデータの通り、広く構えながらも要所で大胆な判断を織り交ぜる、堅実さと勝負強さを併せ持つチームでした。
7位のパリーピーポーは、分散部門「集中投資、孤高の勝負師だったで賞」と一貫性部門「計画的だったで賞」のダブル受賞。押し活度の高さが示す通り、決めた投資先を最後まで信じ抜くスタイルが、終盤の猛追にもつながったようです。

AIに聞いてみた

今回も各チームの取り組みを分析(投資判断のスピードや分散度合い、一貫性などをスコアリング化)し、AIに評価をしてもらいました。

ナナちゃんチーム(1位)

「流れを読む」を体現した二冠の実力者 — 分散と集中を使い分けながらじっくり考え、最後まで首位を譲らなかった今回のラスボス格。実際にスキル運スコアも15チーム中トップクラスで、投資家レベル部門とスキル・運部門の2冠も獲得しています。

加藤(2位)

スピード決断なのに安全運転という矛盾の勝利 — 15チーム屈指の速さで判断しながら、リスクはしっかり抑えた器用な準優勝。安全性・スキル運ともに全体トップクラスというデータもこの器用さを裏付けています。

マネーの錬金術師(3位)

全チーム最速の即断即決 — 攻めと守りの切り替えでするりと表彰台に滑り込んだ、名は体を表すチーム。メリハリスコアが15チーム中もっとも高く、まさに攻守の切り替えの速さが数値にも表れていました。

2(4位)

名前はシンプル、中身は堅実分散 — 目立たないけど手堅い采配で着実に上位へ食い込んだ、縁の下の力持ち。成長度は前半型で、序盤の貯金を守り切るスタイルでした。

3グループ(5位)

計画は捨てて感性を信じた孤高の勝負師 — 「波乗り名人」3名を軸に自分たちの道を突き進んだ、我が道を行くチーム。一貫性スコアは15チーム中最下位クラス、逆張り度はトップクラスと、感性重視のスタイルがそのまま数値に出ていました。

ノブナガ(6位)

天下取りとまではいかずとも堅実采配 — バランスの取れた判断を積み重ねて中位をキープ。イナゴ度(高値づかみ傾向)が全体最低で、高値を追いかけない冷静さが光りました。

パリーピーポー(7位)

一途な投資先に賭け続けたロマンチスト — 名前は遊び人風だけど中身は一貫性重視。押し活度が15チーム中トップで、終盤に4ランクの猛追を見せました。

ポイントゲッター(8位)

15チーム随一の熟考タイム — 悩みに悩んで考え抜いた末、終盤4ランクアップで平均さんとまさかの同着ゴール。分散度も全体トップクラスで、広く構えながら考え抜くスタイルでした。

9グループ(9位)

器用貧乏ならぬ器用堅実 — 広く分散させながら大胆な判断も忘れない、分散部門と安全意識部門の2冠を獲得した、分散と度胸を両立させたチーム。分散度は全体トップという裏付けもあります。

目指せ大金持ち💰(10位)

名前の意気込みは大金持ち、結果は堅実10位 — バランス重視の手堅い戦略で着実にゲームを進めた。イナゴ度も全体最低クラスで、高値を追いかけない手堅さが際立ちました。次回への野心は健在です。

グループ(11位)

考えるより先に手が動くタイプ — とにかく決断が早い、スピード重視のスタイルが際立ったチーム。押し活度も15チーム中トップクラスで、決めた投資先への思い入れの強さもうかがえます。

投資チャレンジャーズ(12位)

チャレンジャーの名に反して手堅いプレイ — 分散と集中の中間を行く、バランス志向の堅実路線。イナゴ度は全体最低クラスながらメリハリは高めと、堅実さと機動力を両立していました。

ドリーマー(13位)

夢は終盤にあり — 前半は高値づかみで苦戦するも、後半にかけてぐんぐん成長を見せた伸びしろ十分のチーム。成長度スコアも15チーム中トップクラスで、個性派部門「これからが楽しみで賞」を受賞しています。

ど真ん中チーム(14位)

分散していたのに見事にハズレを引いた不運枠 — 采配自体は堅実だっただけに、相場の巡り合わせが惜しまれる一戦。逆張り度が15チーム中もっとも低く、王道を歩んだがゆえの結果ともいえそうです。

バランサー(15位)

名はバランサー、結果はまさかの最下位 — じっくり構えるスタイルを貫いた、次回でのバランス回復に期待のチーム。成長度は全体トップクラスで、終盤にかけての盛り返しは光るものがありました。

最後に

今回のご縁は、NTPシステム様のご担当者様からご相談をいただいたことから実現しました。そのご相談というのは、とってもシンプル。

社内・社外問わず社員のみなさん同士の交流を深めて、
NTPシステムをもっと好きになってほしい

ものすごくストレートな思いだったんです。

もちろん、昨今の人手不足によって、人材の採用や定着が企業にとってますます重要な課題になっていることも事実です。
そのため、企業が社員のみなさんに「もっと会社・仲間同士を好きになってもらえる機会を提供したい」と取り組んでも、「採用や離職対策の一環でしょ」と受け取られてしまうこともあるのだと思います。

同じ言葉でも、誰が・どんな立場から伝えるかによって、その受け取られ方は変わってしまう。社内から直接伝えると、どうしても「会社からの号令」のような響きを帯びてしまうんですよね。

私自身も会社員だった頃、こうした研修や集会に「めんどくさいな」なんて気持ちで参加していた記憶があります(笑)。なので、第三者という立場で実際にその真っ直ぐな思いを伺った時は、ある意味衝撃的でもありました。

企業は、本気なんです。

そんな思いを第三者としてお伝えできたとしたら、これほど意義のあることはありません。気合いもますます入ります。

とはいえ、こうした取り組みにおいて外部組織を招くといった前例がない。加えて投資という色の強いコンテンツ。極め付けは、それを提供する団体は全くの無名…。普通に考えれば、まず通る話ではなかったと思います。

それでも、約2ヶ月にわたって提案を重ね、今回の開催まで漕ぎ着けてくださったご担当者様には頭が上がりません。ご相談をいただいてから、気が付けば自然と「お世話になっております」が「お疲れ様です」になり、「様」が「さん」に変わり、いつしか「同じ目的に向かうプロジェクトチーム」のような一体感が生まれていました。

そんな中で迎えた本番1日目。社員のみなさんが、面識のない仲間同士で結束しながら楽しそうに過ごされている様子を目にできて、私たちもようやく一安心。
加えて今回は、4月に体験してくれた新入社員のみなさんがイベントの進行にも力を貸してくださいました。こうした体験の連鎖のような取り組みができたことも、とっても意義のあるものになったと思います。

ご参加いただいたNTPシステムのみなさま、ご尽力くださったご担当者様、サポートをしてくださった新入社員の皆様、そしていつも素晴らしいファシリテーションでゲームを盛り上げ進行してくださる筒井先生、本当にありがとうございました!

また、いただいた声もご紹介させてください。
良かった声だけでなく、課題をご指摘いただいたりご提案等もいただけて大変ありがく思います!

チームで話し合いながら進めるコミュニケーション自体が新鮮で楽しかった

ゲーム感覚でハードルが下がった、投資への苦手意識が薄れた

世界情勢・経済ニュースと株価のつながりが可視化・体感できた

1ターンの時間がもう少し欲しい

チーム内でうまく相談・意見統一ができなかった

ゲーム開始前に「戦略を立てる相談時間」を設けてほしい

世代別グループでも実施してみたら面白い結果が見られそう

グループ人数はもう少し少人数の方が話しやすい

まだ残り2回の開催がありますが、いただいたご意見も踏まえ改善に努めつつ、引き続きみなさんと一緒に素敵な時間をつくっていきたいと思います!

©️一般社団法人CURIATION