投資体験ラボ
もりた つかさ
2025年10月24日
今回は初めての試みで、名古屋市の中学・高校で活躍されているキャリアナビゲーターの方が投資体験ゲームのナビゲーターとして、キャリアナビゲーターの方に向けて行う投資体験ゲームを開催しました。(ちょっとややこしい文面ですいません汗)
このような形式での開催に至った経緯は後ほどお伝えするとして、今回手を挙げてくださった丸の内中学校のキャリアナビゲーター(以下略 キャリナビ)浅野さん、大役にチャレンジくださって本当にありがとうございました♪
(今回はうっかり写真撮影を忘れてしまって悲しすぎます…(T_T))

今回は参加されるキャリナビの方に、初級版にあたる「国版」と中級版にあたる「業種版」どちらがいいかアンケートを行った結果、業種版をチーム形式で開催する形で決定しました。
学生のキャリア形成を考える上で、業種のことにも触れるきっかけとなるということで、その内容への期待もあって選ばれたとのことでした。

とはいえ中級版は、金利や物価、為替といった経済ワードがたくさん出てきて、国版のような「ニュースを深読みする力」から一歩踏み込み、こうした経済指標の変化を先読みしながら業種への影響を考察するというスタイル。司会役の浅野さんも参加者さんも初めてということで、大丈夫かな…と心配していた私ですが…その心配は、あっという間に吹き飛具ことになります。
それは浅野さんの進行のクオリティ。大変驚かされました。ゲーム内の経済情勢を把握されているのみならず、キャリナビとして、このゲームを仲間のキャリナビの方や学生に実施する際どのように伝えるのが望ましいかも工夫されていて、聞いている私も思わず引き込まれてしまいました。
常に学生と向き合い、キャリア形成を支える意識があるからこそできる所業なのかと、キャリナビの凄さを見せつけられたように思います。

そして参加いただいたキャリナビの皆さんも、やっぱりすごい笑。
業種版ということで、ニュースや経済指標の動向からの考察も非常に深く、当時の経験を振り返りながらのプレゼンも圧巻のクオリティ。さすが日々学生と向き合い創意工夫をされている方々ですね。お互いに「あぁー、確かに確かに!」と盛り上がりながら展開していきます。
一方ゲームの結果は、洞察の深さが裏目に出てしまうチームがあったり、事前に行った性格診断ではパーリーピーポー寄りだった2チームが「安全な投資部門、投資家レベル部門」で表彰されたりと、ツッコミどころ満載の賑やかな展開で幕を閉じました。
業種版のテーマの一つは「日本で活躍するさまざまな業種を知るきっかけづくりと、将来のキャリアを踏まえた職業選択の視点の提供」です。ゲームの終盤ではこんなことも伝えています。

投資家視点で業種を見る上で、「セクターローテーション」という言葉があります。シンプルにいえば、「今後の経済の雰囲気からどんな業種に注目が集まるのか」を簡易的にプロットしたものです。
ここからいえること。例えば回復期や好況期にあたる業種というのは、新しい技術を追い求め、競争の中で進化していく企業が多く、後退期や不況期に代表されるものは、どんな時も需要が変わらず雇用面含め安定しているといった見方ができるかもしれません。
「キャリア」という視点でも、自分がどういった価値観を持っているかを照らし合わせてみると、将来のお仕事を考えるヒントの一つになってもらいたい、そんな思いが添えられています。
ありがたいことに今年は本当に素敵なご縁が重なり、さまざまな場所で投資体験ゲームを開催することができました。一方で、ナビゲーターを担っていただく方のスケジュールなどの事情から、開催したくてもできないケースが増えてきているのも事実です。
多くの方に経済の楽しさ・面白さを体験し、共有できる場づくりを目指している以上、特に“学校など教育現場で開催できない”という現実は、正直とても心苦しいものでした。
そんな悩みをとあるキャリナビの方に相談したとき、返ってきた言葉が「私もナビゲーター役にチャレンジしてみたい」というものでした。
そのキャリアナビゲーターが、丸の内中学校の浅野さんです。
過去に投資体験ゲームをご依頼いただいたことをきっかけに、CURIATIONの活動にも関心を寄せてくださいました。
その後、浅野さんの企画でキャリナビの方を対象にした投資体験ゲームを今夏に開催。これまでつながりのなかったキャリナビの方々との新しいご縁にも恵まれ、教育現場へ広がっていく大きなきっかけとなりました。
浅野さんをはじめ、多くのキャリナビさんとの交流がここから一気に広がりました。
みなさん本当に魅力的な方ばかりで、教育における課題にも本当に真剣に向き合っていらっしゃいますし、この投資体験ゲームにもさまざまな視点でご意見やアドバイスをくださっています。本当に本当にありがたい…感謝しきれません。
いつかそのことも、どこかでしっかり文章にしたいと思っています。
アンケートにもみなさん大変丁寧に回答くださいました。一部で恐縮ですがご紹介させてください。
中学生にどうかと思っていたが、体験してみて、楽しんでくれる姿が目に浮かんだ。
競争意識も高まって、ゲーム感覚で金融ワードや世界情勢ワードを勉強できて、とにかく楽しかったです
経済の勉強の前にチームでどのように意見をまとめるかなどコミュニケーション力も必要なゲームだと感じました。
全体を通じて、軽やかなBGMが流れており、テンポよく時間が進む感覚があった。良い意味でターンの切り替えができ、グループワーク→講師の話が入りやすい感じがあった。
投資ネイティブとなるこれからの世代のために、必要な情報だと感じた。
お金を通して、自分と自分のいる世界との繋がりを感じられる。世界で起きる出来事は、自分と無関係ではないことを感じられる。
投資を軸に様々な学びを得られる点が非常に勉強になると思いました。
色々な経済知識も学べるし、世界動向も楽しく学べることが良いと思いました。
今回浅野さんにナビゲーター役を担当いただいたことで、非常に大きな学びがたくさんありました。そして一つの希望として、現状の課題でもあったナビゲーター役不足の解決策の一つとして、専門家でなくても投資体験ゲーム自体は面白く開催ができるという実証ができたことは非常に価値のある体験でした。
とはいえ、専門家だからこその知見がものすごく生きる体験であることも間違いないことも事実です。ここへのフォローをどうするかが新たな課題として見えてきました。
また一方で、専門家でなくてもナビゲーターを担う方に求められる要素は多分にあること。金融・経済リテラシー以上に、参加者と向き合いコミュニケーションを通じて楽しい空気を演出できること、伝える責任感を持ってくれていることなどです。これはむしろキャリナビの方から気付かされた部分が大きいかもしれません。
今回の経験をもとに、現状の課題に加え、一層良い仕組みができるよう取り組んでいきたいと思います。
改めて、今回企画&ナビゲーターをしていただいた浅野さん、そして体験会にご参加いただきさまざまなご意見をくださった名古屋市のキャリアナビゲーターのみなさま、本当にありがとうございました!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
一緒にお写真撮れなかったのが残念すぎますー(T_T)!